節入り時刻が遅いとどうなるか
節入り時刻が22時以降のような場合、節入り日に生まれた人はほぼ確実に前節に生まれたとみなすべきで、命式(中心星など)や大運開始年齢が大きく変わります。
また多くの人はその時刻より早い時間に生まれたと考える事ができるので、命式を絞り込みやすくなります。
節入り時刻が極端に早い場合も絞り込みはしやすくなりますね。節入り日に生まれた人はほぼその節で合っているということになります。
具体的に遅い節入り時刻の例
平成以降に限ってみますと次のような節入り日において時刻が22時以降となっています。(時刻は理科年表による値)
1989年 3/5 23:34
1990年 1/5 23:33, 10/8 22:14
1991年 7/7 23:53, 12/7 23:56
1992年 2/4 22:48
1993年 3/5 22:43
1994年 1/5 22:48
1995年 12/7 23:22
1996年 2/4 22:08
1997年 9/7 23:29
1998年 1/5 22:18
1999年 7/7 22:25, 12/7 22:47
2000年 N/A
2001年 6/5 23:54, 9/7 22:46
2002年 11/7 23:22
2003年 12/7 22:05
2004年 N/A
2005年 6/5 23:02
2006年 11/7 22:35
2007年 N/A
2008年 N/A
2009年 N/A
2010年 5/5 23:44, 8/7 23:49
2011年 N/A
2012年 N/A
2013年 N/A
2014年 5/5 22:59, 8/7 23:02
2015年 10/8 23:43
2016年 N/A
2017年 4/4 23:17
2018年 5/5 22:25, 8/7 22:31
上に見たように1年に1,2回程度の頻度で節入り時刻が遅い時間になっています。
節入り当日が誕生日の人を正しく取り扱う流派は少ないと思われます。というのは節入り時刻という概念を取り入れていない流派が多いからです。
王朝直属の占い師グループは暦を司るグループと同じだった可能性もありますね。少なくとも暦の情報が手に入る人たちでなければ二十四節気など分かりませんからね。
現代のように誰かが万年暦を作って公表してくれるわけはないのですから。
もし彼らが現代にいれば、節入り当日に生まれた人も正しく取り扱ったことでしょう。
干支カレンダー
今年も来年のカレンダーが販売される時期になってきました。万年暦や開運暦などには節入り時刻が書かれているケースが多いです。理科年表と比べて見ると時々1分程度ずれがある事もあるようです。
四柱推命では生誕地の経度が標準時の基準(東経135度)とどれだけずれているのかを計算に入れることもあるようです。
その場合何分何秒というところまで拘りがあるようなんですが理科年表でさえ秒単位では載せていないのに大変だなと思いますね。
算命学の場合、節入り時刻より前か後かだけなので、ずっとシンプルです。そしてどちらでも変わらない場合も少なくありません。