陰占について
○○星と言った星を使わず、干支のみで占うものを陰占といいます。
陰陽五行説を明示的に適用するのが特徴です。生年月日に現れた干支を用いてその人の性質を占うのが主たる目的です。また年月日の干支と引き比べて、運気の状態を見るのにも使われます。
面倒な計算が必要な場合も少なくないので、なるべく自動化したいところですね。
干合について
基本的な考え方は変換行列を利用すると言うものになるでしょう。
10で割ったあまりで分類するのが天干の考え方なので、ある天干、例えば丙が与えられたとしたら干合を表す行列の第四要素を見る、という考え方です。
行列とは言っても1行なのでベクトルと言った方が馴染みがあるかも知れません。
干合とは以下のような組み合わせなので
癸 | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 |
戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 |
kango = {5,6,7,8,9,0,1,2,3,4}
のような配列を用意してやれば
kango[3]が8つまり辛を返してくれる、と言った具合です。ここで注意すべきは配列の開始インデックスが0で始まると言うことです。一部コンピュータ言語では1で始まるものもあります。そこは適宜調整して考えて下さい。またエクセルの表でも1から始まります。
合法と散法の概略
地支の方を用いて支合、三合会局、対冲、害などといった合法と散法という陰陽五行説に基づいた考え方を利用します。
合法
合わさることで何らかの建設的な働きをするものが合法に属します。三合会局と半会は同系列なので計算方法としては三通りと言うことになるでしょう
- 支合
- 三合会局、半会
- 方三位
散法
合わさることで何らかの破壊的な働きをするものが散法に属します。四通りあります。
- 対冲
- 刑法
- 害法
- 破
計算方法は基本的に干合と同様で良いですが、一部ロジックが必要なものもあるので別の項目でまとめます。